片山真理
Mari KATAYAMA
1987年群馬県出身。2012年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。先天性の四肢疾患により9歳の時に両足を切断。身体を模った手縫いのオブジェや立体作品、装飾を施した義足を使用しセルフポートレート作品を制作。自身の輪郭をなぞれば、他者に続き、小さな暮らしから社会、世界へ、糸と針はパッチワークのように様々な境界線を縫い繋げていく。
作品制作の他に「ハイヒールプロジェクト」として特注の義足用ハイヒールを装着し歌手、モデル、講演など多岐に渡り活動している。『選択する自由』獲得のためならアートも身体もどんなものでも利用するのがハイヒールプロジェクトのモットー。
主な展示に 2021年「leave-taking」(Akio Nagasawa Gallery、東京、日本)、「Home Again」(Maison Européenne de la Photographie、パリ、フランス)、「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」(東京都写真美術館、東京、日本)、「第45回木村伊兵衛写真賞受賞作品展」(ニコンプラザ東京、東京、日本)、2019年「Mari Katayama」(ミシガン大学美術館 Irving Stenn, Jr. Family Gallery、アナーバー、アメリカ)、「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow、ロンドン、イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、東京、日本)、「帰途-on the way home-」(群馬県立近代美術館、群馬、日本)、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、日本)、2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本)など。主な出版物に『Mother River Homing』(Akio Nagasawa Publishing、2021)『GIFT』(United Vagabonds、2019)がある。
2005年に群馬青年ビエンナーレ奨励賞、2012年アートアワードトーキョー丸の内2012グランプリ、2019年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。多数の個展を開催し、あいちトリエンナーレ2013、六本木クロッシング2016、ヴェネチア・ビエンナーレ2019国際企画展などさまざまな国内外のグループ展に参加。
片山真理の展覧会
leave-taking
片山真理
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日
※12月28日(火)〜1月8日(土)は冬期休廊となります。