VORTEX
オープニング・レセプション|1月30日(木)18:30-20:00(作家在廊)
開廊時間|木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日〜水・祝日
現実と非現実の境界線上に次々と現れるイメージの断片。
やがて私はその渦に飲み込まれ、ついには抜け出せなくなってしまうのだ。
(作家によるステートメントより)
この度、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaは、山内貴元個展「VORTEX」を開催致します。
山内貴元は1972年大阪生まれ。アメリカ・シカゴで写真を学び、現在は医師として働く傍ら、東京を拠点に精力的に創作活動を行っています。本展では、山内の作品の特徴である人間の深層心理を色濃く投影したモノクロ作品を紹介致します。全て新作、未発表作品となります。
また、本展にあわせ、最新写真集『VORTEX』がCASE PUBLISHINGより刊行されます。この写真集は過去に撮影された3万カットから選ばれた写真で構成され、現在の山内の決定版とも言えるものとなります。会場とオンラインショップで限定販売致します。この機会に是非ご高覧ください。
アーティスト
山内貴元
Takamoto YAMAUCHI
1972年、大阪生まれ。アメリカ合衆国イリノイ州シカゴにあるBarat College of DePaul Universityで写真を学ぶ。渡米中にシカゴ美術館付属美大(School of the Art Institute of Chicago)、ニューヨークのInternational Center of Photography(ICP)等で写真のクラスを受講。帰国後、医師として働く傍ら、東京を拠点に創作活動を行う。人間の深層心理を色濃く投影したモノクロ作品が特徴。
出版物
Till Dawn
人は皆、多かれ少なかれ心の内に痛みを抱えている。
そこから逃れられない人も多い。
ただ僕にできるのは写真を撮ることだけで、救えるわけでも救われるわけでもない。
これは僕や妹、母、彼女、そして僕が出会った女性たちが持つ痛みの物語。
— Takamoto Yamauchi
表紙と本文には、日本では最高峰の超光沢紙に二種類のブラックインクを使用した。見返しは、二色のブラックインクとシルバーの三色刷りであるが、使用している漆黒の紙がインクより濃度の深い黒であるために、図柄が反転して見える。また、開きにくい本にすることにより、本文中のいくつかのカットが見開き対向ページに反射して映り込み、読者をより深く彼の作品世界へと導くことだろう。
(出版社説明文より)