田原桂一
Keiichi TAHARA
1951年京都府生まれ。1971年に渡仏。
そこで出会った日本の柔らかい光とは違う、ヨーロッパの刺すような鋭い光に衝撃を受け、写真家として活動を始める。
1977年、26歳にしてシリーズ「窓」でアルル国際フェスティバル大賞を受賞、一躍世界的な脚光を浴びる。2006年までパリを拠点とし、フランス政府からのプロジェクトをはじめ、光をテーマに写真、彫刻、インスターレーション、建築と幅広いジャンルで活躍、日本、ヨーロッパにて数多くの展覧会を開催する。
木村伊兵衛写真賞、ニエプス賞、フランス芸術文化勲章シュバリエ、パリ市立芸術大賞などを多数受賞。
主な作品集に『世紀末建築』(講談社)、『Architecture Fin-de-siecle』(Taschen America Lic)、『オペラ座 OPÉRA de PARIS』(文献社)、『LIGHT-SCULPTURE-PHOTOGRAPHY』(ASSOULINE/MEP)など。作品制作の一方で、カルティエ、ドン ペリニヨンなどの世界的メゾンの日本人初ブランディングコンサルタントとして様々なプロジェクトを手掛ける。2017年、プラハ国立美術館での世界初となる大規模展覧会を実現させる。
2022年10月、虎ノ門にオープンしたVLC Gallery by AKIO NAGASAWAにて個展を開催中。約⼀年に渡り会期を四期に分け、作品を展覧している。
写真:Tadayuki Minamoto