AKIO NAGASAWA

ウィリアム・クライン「東京1961」展が始まって、早くも1週間経ちました。
先日12月13日、大野慶人さんによるスペシャル・パフォーマンスが開催されました。

「号外、号外」と口にされながら大野さんが登場。
撮影された当時の新橋、銀座の街を彷彿とさせるような、そんな舞踏からスタート。

撮影から50年余の時間を経て、ご自身が被写体となった作品の前でのパフォーマンスが
実現。
会場には、この奇跡を見逃すまいと大野慶人ファン、ウィリアム・クラインファンの方々が
沢山詰めかけてくださいました。
その中には森山大道さんのお姿も。
舞う大野さん、撮影される森山さん。

最後は、大野一雄さんの指人形の舞。
その動きは一雄さんの舞、そのもの。
会場には思わず涙ぐむ方も。
みなさまの心に儚く美しい軌跡を描いた濃密な時間となりました。

ウィリアム・クライン「TOKYO1961」は2015年1月18日(日)まで。
展覧会に併せ刊行された写真集「TOKYO 1961」もご用意しております。
皆さまのお越しをお待ちしております。