AOYAMA

223@Akio Nagasawa Gallery Aoyama

リン・チーペン(林志鹏)aka No.223

2019年6月21日(金) - 7月27日(土)
オープニング・レセプション|6月20日(木)18:30-20:00(作家在廊)
開廊時間|木〜土 11:00–13:00, 14:00–19:00
休廊日|日〜水・祝日

この度、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaは、中国の写真家リン・チーペン(林志鹏) aka No.223の個展を開催致します。リン・チーペンは1979年に中国の広東省で生まれ、北京を拠点に写真家・フリーランスライターとして活動をしています。

リン・チーペンは、2003年から写真と短いテキストを自身のブログにて発表し、2004年より本格的に写真を撮り始めました。自ら雑誌の編集長を務め、インディペンデントな雑誌を出版しファッション撮影も多く手掛けるなど、中国の若者たちへ多大な影響を与えています。
彼は、親しい友人や自身を取り巻く人々の姿を、主にフィルムカメラを用いて撮影し、現代中国の若者の日常生活や文化を描き出します。それらのスナップ写真は時にエロティックに見えますが、故意にそのようなシーンを撮ろうとしているのではなく、セックスは若者の日常であり大切なことだと考え、食べることや眠ることと同じと捉えていると言います。
性的表現に関して規制の厳しい中国において、本名ではなく「No.223」というハンドルネームを使用し活動してきたリン・チーペンですが、中国で活動を続けることについて困難ではないと考えています。北京では、公共の場でヌード写真を見せることは禁止されていますが、アートシーンではそのような表現についてかなり開かれていると感じているからです。

近年はベルギーやパリ、ベルリンなどヨーロッパを中心に作品を発表してきましたが、今回は日本での初個展となります。本展では、初期の作品から近作まで約70点のプリントを展覧致します。また、会場では最新写真集「Flowers and Fruits」(サイン入・T&M Projects刊)を販売致します。この機会に是非ご高覧ください。

アーティスト

1979年中国広東省生まれ、北京在住。中国の現代写真を代表する写真家。2003年から写真と短いテキストを自身のブログ「North Latitude 23」にて発表し注目を集める。中国において、写真を通じて若者の文化を世の中に発表した最初のひとり。インディペンデントでの出版を手がけるなど、中国の若者たちへ多大な影響を与えている。これまで自費出版含め10冊の写真集を出版し、国内外で展覧会を開催するなど精力的に活動を行う。
「No.223」は、彼がウェブ上でも使っていた通称であり、ウォン・カーウァイ監督作品の映画『恋する惑星』(原題:重慶森林、Chungking Express)の登場人物「警官223号」から採用された。メディア規制の厳しい中国で本名での活動を避けるために、この通称を使用している。

出版物

Flowers and Fruits

$31.32
Sold Out

Sour Strawberries

$213.57
Sold Out

サイン入りプリント付き写真集。
本文は袋綴じ仕様となっています。