GINZA

ア デイ ウィズ リュウイチ サカモト

田島 一成

2025年3月13日(木) - 4月12日(土)
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日
※誠に勝手ながら、スペースの関係上、御祝花等はお気遣いに感謝しつつ謹んで辞退申し上げます。

プレスリリース(PDF)

Akio Nagasawa Gallery Ginzaは、田島一成個展「A DAY WITH RYUICHI SAKAMOTO」を開催
致します。⽥島⼀成は、主に広告、ファッション写真の分野で第⼀線で活躍する写真家です。
本展では、1995年にニューヨークで撮影された、田島一成と音楽家坂本龍一が共に過ごした1日を切り取った貴重な写真が展示されます。当時、坂本はレコーディングや音楽活動に追われる中で、若い写真家の田島の撮影に快く応じ、普段の姿を見せてくれました。これらの写真は、坂本の魅力的な一面を映し出すとともに、二人のアーティストとしての深い交流を感じさせるものです。
また、会場では開催にあわせて同名の写真集も販売致します。この機会に是⾮ご⾼覧下さい。

 

〜坂本龍一との1日〜

1995年、ニューヨーク。坂本龍一から写真集の撮影を依頼を受けた写真家 田島一成。二人きりでマンハッタンを巡り、路上、地下鉄、カフェ、レストランなどで撮影された1日の写真の記録。今から30年前、43歳であった音楽家を27歳の写真家が捉え様々な表情を映し出す貴重な写真群。

アーティスト

1968年 東京都生まれ。
写真家・五味彬氏アシスタントを経て独立後、1989年からパリ、ニューヨークで活動。
2002年から東京を拠点に、広告、ファッションを中心に、音楽系やTVコマーシャルにも活動の場を広げる。
1997年 American Photographie Annual(アメリカ写真年鑑)掲載。2007年、2013年ADC賞受賞。CDカバー、広告、写真集など数多くの坂本龍一の撮影に携わる。

出版物

ア デイ ウィズ リュウイチ サカモト

$49.91
在庫有り

・商品の発送は【2025年4月上旬より順次】となります

(前略)坂本さんが亡くなってしばらくの間、ショック状態だった。最後の日々を綴った書籍も買ったまま未だに読めていない。坂本さんの良い写真があったら送って欲しいという事務所からの連絡をきっかけに過去のポジやネガフィルムを見返す中で、ニューヨークでの1日のロケ写真を改めて見返し、あの日の坂本さんの言葉や、ふざけてポーズを取る姿が次々と記憶によみがえった。グレーのTシャツの胸元に汗を滲ませながら暑い夏の日に撮影に付き合ってくれた坂本さんに、改めて感謝の念が湧き上がる。
坂本龍一を知る人にも知らない人にも、この写真集を楽しんで欲しい。チャーミングな一人のアーティストの1日を。できれば彼の音楽を聴きながら。

田島一成あとがき(一部抜粋)

 

▼展覧会情報
田島一成個展
『A DAY WITH RYUICHI SAKAMOTO』
2025年3月13日 - 4月12日
@AKIO NAGASAWA Gallery Ginza
※展覧会期間中には会場で同名写真集を販売いたします。

ア デイ ウィズ リュウイチ サカモト(クリア箔)

$49.91
在庫有り

・商品の発送は【2025年4月上旬より順次】となります

(前略)坂本さんが亡くなってしばらくの間、ショック状態だった。最後の日々を綴った書籍も買ったまま未だに読めていない。坂本さんの良い写真があったら送って欲しいという事務所からの連絡をきっかけに過去のポジやネガフィルムを見返す中で、ニューヨークでの1日のロケ写真を改めて見返し、あの日の坂本さんの言葉や、ふざけてポーズを取る姿が次々と記憶によみがえった。グレーのTシャツの胸元に汗を滲ませながら暑い夏の日に撮影に付き合ってくれた坂本さんに、改めて感謝の念が湧き上がる。
坂本龍一を知る人にも知らない人にも、この写真集を楽しんで欲しい。チャーミングな一人のアーティストの1日を。できれば彼の音楽を聴きながら。

田島一成あとがき(一部抜粋)

 

▼展覧会情報
田島一成個展
『A DAY WITH RYUICHI SAKAMOTO』
2025年3月13日 - 4月12日
@AKIO NAGASAWA Gallery Ginza
※展覧会期間中には会場で同名写真集を販売いたします。

WITHERED FLOWERS

$44.04
在庫有り

枯れた花が好きだ。だけどいつも思うのは、花は茎から切りはなされた時、あるいは土とのつながりを断たれ た時、すでに死んでいるのだ。だから、一見美しく生けられた花もすでに死んでいるわけで、その先に枯れるということがある。枯れるといえば、当然僕ら人間が枯れるということに考えが及ぶので、僕のように枯れてきたということは、花のことを考えてみれば、すでに土とのつながりを絶たれているということかもしれない。僕はファッション写真というものが、写真というアートと独立して存在しているということを、このタジイマックスの写真集で初めて知った。そして彼があくまでファッション写真を撮る、ということに矜持のようなものを感じていることも。枯れた花は美しい。なぜ美しいと感じるのか。やはりそれは僕らがそこに無常を見るからに他ならないだろう。花は生死の事実を美しく見せてくれるのだ。そもそも花はなぜ美しいのか。ある学者によると、それは花が美しくあって、昆虫や僕らを楽しませたいからなのだという。僕はそれを信じる。
-坂本龍一 あとがきより

 

これらの写真群は一般的な美しい花の写真では無いかもしれないが、他者の視点や感覚を一切排除して自分の心に正直に撮ったものである。
-田島一成 アーティストステートメントより

WITHERED FLOWERS BLACK

$44.04
在庫有り

モノクロ写真は特殊だ。写真の歴史は、モノクロ写真で始まったが本来我々が目で見ているのはカラー像であり、裸眼でモノクロ像を見ることはない。かなり特異な世界だ。もしも最初からフィルムがカラーだったらモノクロ映像というものは世の中に生まれなかったのかもしれない。それでも我々写真家はそんなモノクロの魔力に魅せられる。そのシンプルでモダンでシャープなイメージに。枯れた花の持つたたずまい、皺のよった皮膚のような質感、ムード、その美しさの細かなディテールを自分流に表現したくて、7年間花が枯れるのを待っては撮影を続けている。何故人は花に惹かれるのだろうか。その美しい造形や色彩は、花が人間を魅了して利用する為なのだろうか。(中略)今回はモノクロ像の方がカラー像よりも魅力的に見えるように入念にライティングを工夫しながら撮影した。カラーの花の写真に比べてより写真的な表現に、つまり“花”を表現するつもりが“写真”を表現する作品になったのかもしれない。  田島一成 あとがきより(抜粋)

WITHERED FLOWERS REVERSE

$36.70
在庫有り

今回の作品は、過去二回のカラーとモノクロの花の作品を素材として制作した。雑多な物が同じ作品の中に混在するコラージュ作品と違って自分が撮影した花だけを使ったコラージュ作品。モノクロの花を素材として制作は始まったがどうしても花と花を接合させてしまいたくなる。コラージュは自由なのだが花それそれが点在するとどうもしっくりこない。結果それが自分の手癖というものなのかもしれない。日々の制作の過程でカラー写真をネガ像に反転してみると色彩も印象も新鮮なものになった。ケネス・アンガーの映像作品や、エルヴィ・ディ・ローザなど80年代のニューヨークのアンダーグラウンドアーティスト達の色彩を思い出し、自分が最も影響を受けた色彩感覚が今も自分の中に存在している事を確認した。そうして、カラー、モノクロ、ネガ像(REVERSE)の花の三部作が出来た。撮影した花の写真を自分らしいトーンに仕上げて完成させるという今までの作業とは違って、無限に自由で制約の一切ない今回の制作は楽しくもあり、苦しくもあった。制作過程の前半に途中で行き詰まるのではないかと懸念したが、制作し続けるほど自分の脳があるゾーンに入り込みそれを楽しむ事が出来た。ある意味でこの作品は、ストレートな写真作品よりも色濃く自分の個性が滲み出しているのだと思う。この作品を自分をアートの世界に誘ってくれた人生の師、坂本龍一さんに捧げる。

田島一成 あとがきより(一部抜粋)

個展情報はこちら

WITHERED FLOWERS(特装版)A

$587.22
在庫有り

写真集『WITHERED FLOWERS』にオリジナルプリント1点が付いた特装版。
プリント裏面にサイン&エディションナンバー入り。プリントは3種類のイメージよりお選びいただけます。各限定20部。

 

枯れた花が好きだ。だけどいつも思うのは、花は茎から切りはなされた時、あるいは土とのつながりを断たれ た時、すでに死んでいるのだ。だから、一見美しく生けられた花もすでに死んでいるわけで、その先に枯れるということがある。枯れるといえば、当然僕ら人間が枯れるということに考えが及ぶので、僕のように枯れてきたということは、花のことを考えてみれば、すでに土とのつながりを絶たれているということかもしれない。僕はファッション写真というものが、写真というアートと独立して存在しているということを、このタジイマックスの写真集で初めて知った。そして彼があくまでファッション写真を撮る、ということに矜持のようなものを感じていることも。枯れた花は美しい。なぜ美しいと感じるのか。やはりそれは僕らがそこに無常を見るからに他ならないだろう。花は生死の事実を美しく見せてくれるのだ。そもそも花はなぜ美しいのか。ある学者によると、それは花が美しくあって、昆虫や僕らを楽しませたいからなのだという。僕はそれを信じる。
-坂本龍一 あとがきより

 

これらの写真群は一般的な美しい花の写真では無いかもしれないが、他者の視点や感覚を一切排除して自分の心に正直に撮ったものである。
-田島一成 アーティストステートメントより

WITHERED FLOWERS(特装版)B

$587.22
在庫有り

写真集『WITHERED FLOWERS』にオリジナルプリント1点が付いた特装版。
プリント裏面にサイン&エディションナンバー入り。プリントは3種類のイメージよりお選びいただけます。各限定20部。

 

枯れた花が好きだ。だけどいつも思うのは、花は茎から切りはなされた時、あるいは土とのつながりを断たれ た時、すでに死んでいるのだ。だから、一見美しく生けられた花もすでに死んでいるわけで、その先に枯れるということがある。枯れるといえば、当然僕ら人間が枯れるということに考えが及ぶので、僕のように枯れてきたということは、花のことを考えてみれば、すでに土とのつながりを絶たれているということかもしれない。僕はファッション写真というものが、写真というアートと独立して存在しているということを、このタジイマックスの写真集で初めて知った。そして彼があくまでファッション写真を撮る、ということに矜持のようなものを感じていることも。枯れた花は美しい。なぜ美しいと感じるのか。やはりそれは僕らがそこに無常を見るからに他ならないだろう。花は生死の事実を美しく見せてくれるのだ。そもそも花はなぜ美しいのか。ある学者によると、それは花が美しくあって、昆虫や僕らを楽しませたいからなのだという。僕はそれを信じる。
-坂本龍一 あとがきより

 

これらの写真群は一般的な美しい花の写真では無いかもしれないが、他者の視点や感覚を一切排除して自分の心に正直に撮ったものである。
-田島一成 アーティストステートメントより

WITHERED FLOWERS(特装版)C

$587.22
在庫有り

写真集『WITHERED FLOWERS』にオリジナルプリント1点が付いた特装版。
プリント裏面にサイン&エディションナンバー入り。プリントは3種類のイメージよりお選びいただけます。各限定20部。

 

枯れた花が好きだ。だけどいつも思うのは、花は茎から切りはなされた時、あるいは土とのつながりを断たれ た時、すでに死んでいるのだ。だから、一見美しく生けられた花もすでに死んでいるわけで、その先に枯れるということがある。枯れるといえば、当然僕ら人間が枯れるということに考えが及ぶので、僕のように枯れてきたということは、花のことを考えてみれば、すでに土とのつながりを絶たれているということかもしれない。僕はファッション写真というものが、写真というアートと独立して存在しているということを、このタジイマックスの写真集で初めて知った。そして彼があくまでファッション写真を撮る、ということに矜持のようなものを感じていることも。枯れた花は美しい。なぜ美しいと感じるのか。やはりそれは僕らがそこに無常を見るからに他ならないだろう。花は生死の事実を美しく見せてくれるのだ。そもそも花はなぜ美しいのか。ある学者によると、それは花が美しくあって、昆虫や僕らを楽しませたいからなのだという。僕はそれを信じる。
-坂本龍一 あとがきより

 

これらの写真群は一般的な美しい花の写真では無いかもしれないが、他者の視点や感覚を一切排除して自分の心に正直に撮ったものである。
-田島一成 アーティストステートメントより