CTY
開廊時間|火〜土 11:00–19:00 (土 13:00–14:00 CLOSED)
休廊日|日・月・祝日
※新型コロナウイルスに関する状況により会期や内容を変更する可能性があります。
この度、Akio Nagasawa Gallery Ginzaは、アントニー・ケアンズ個展「CTY」を開催致します。
アントニー・ケアンズ(Antony Cairns)は1980年ロンドン生まれのアーティストで、ヨーロッパや米国、日本など世界各地で作品を発表し、現在はロンドンを拠点に活動をしています。
本展では、ケアンズの初期作品である「LDN」シリーズや「TYO4」シリーズを中心に作品を展示致します。アルミニウムのプレートにゼラチンシルバーを塗布した「LDN」は、街の中の人工的な照明の感覚を表現した作品です。これは彼が他の作品においても一貫して追い求めてきた感覚であり、ロンドンやニューヨークなどでの展覧会において高い評価を受けてきました。
現在、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaでも新作個展「PXL CTY」を開催中です(〜4/28まで)。是非あわせてご高覧ください。
アーティスト
アントニー・ケアンズ
Antony Cairns
1980年ロンドン生まれ。2002年にロンドンカレッジ・オブ・プリンティングを卒業。
ケアンズは、ロンドンや東京、ロサンゼルスのような都市の建物から投影される光を使い、夜間に写真を撮影し作品を制作しています。
ヨーロッパや米国、日本など世界各地で作品を発表し、現在はロンドンを拠点に活動をしています。
主な受賞歴は、「HARIBAN AWARD」(2015年)、「Images Vevey Special Jury Prize」(2017年)、「Gapado Air Hyudaicard residency award」(2019年)など。
主な個展歴として「PXL CTY」(MEP、パリ、フランス、2022年)、「The Tale of Adam Earl Gordons」(Théâtre de Verdure、ヴヴェイ、スイス、2018年)、「TYO2-LDN4」(Roman Road、ロンドン、英国、2017年)、「OSC – Osaka Station City」(Roman Road、ロンドン、英国、2016年)、「LA-LV / LDN Process」(SferaExhibition、京都、日本、2016年)など。国内外のグループ展にも参加し、主に「Steigltiz 19 Gallery」(アントワープ、ベルギー、2020年)、「Gapado Artist in Residence」(西帰浦市、大韓民国、2019年)、「Artificial Impressions」(ブレダー市立近代美術館、ブレダー、オランダ、2018年)、「Shape of Light: 100 Years of Photography and Abstract Art」(テート・モダン、ロンドン、英国、2018年)、「London Nights」(ロンドン博物館、ロンドン、英国、2018年) 、「A Matter of Memory: Photography as Object in the Digital Age」(ジョージ・イーストマン・ミュージアム、ニューヨーク、米国、2016年)に参加。
2023年、ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A、ロンドン、英国)でのプロジェクトに参加予定。
出版物
CTY(2冊組)
Morel BooksとAkio Nagasawa Publishingから出版された、2種類の『CTY』をスペシャルケースにセットしました。
Akio Nagasawa Publishing版は、Morel Books版の収録写真をネガ・ポジ反転し、再構成しています。
CTY(特装版)
写真集『CTY』とアルミニウムのプレートにゼラチンシルバーを塗布したオリジナル作品1点を納めたタトウを、スペシャルボックスにセットした特装版。
オリジナル作品は、作家のサイン・ナンバー入りの証明書付きです。
作品サイズ:160 x 215mm
スペシャルボックスサイズ:240 x 182 x 50mm
TYO2 Inverted
アントニー・ケアンズによるマルチプル作品
全て東京で撮影された、個々にイメージの異なる42点の作品をつなげると、その裏面は1点の大きな作品になります。
紙に両面プリント、アルミ製特製箱入、全42枚セット
Computer_Punch_Card_Selected_Artworks: Computer_Listing_Paper_Edition
アントニー・ケアンズは、10年以上にわたり、アナログ写真とさまざまな印刷・複製技術の間で活動し、写真イメージがページやスクリーン、その他の支持体の上でどのように生きることができるかを研究しています。ケアンズが制作したオリジナル素材、イメージのアーカイブは、すべて現代の都市景観をテーマにしています。夜間に、利用可能な光を使って撮影されたモノクロ写真作品は、しばしば「読みにくい」イメージから完全に抽象的なイメージまで、さまざまなイメージを生み出します。
この本は、この実践の最新かつ最も複雑な反復の72バージョンを集めたものです。ロンドンや東京の夜景を撮影したモノクロの写真素材はそのままに、今回は最終的なイメージに色と偶然の要素を取り入れています。
カスタムメイドのオリジナルコンピューターリスト用紙に印刷され、4枚/ページの18枚のパノラマ作品になるようにデザインされています。