宇和島
11:00–19:00 [13:00–14:00 CLOSE]
日曜、月曜、祝日休廊
この度、Akio Nagasawa Gallery Aoyamaは、森山大道個展『宇和島』を開催致します。
2004年、森山大道は、美術家・大竹伸朗を案内人に愛媛県の宇和島の町を旅しました。町を歩き夢中で撮られた写真は雑誌「Coyote」(スイッチ・パブリッシング)創刊号に掲載され、時を経て今年5月に雑誌未掲載の写真に再び光をあてた写真集「宇和島」(同上)が刊行されました。
また、森山は2012年にも縁があり宇和島を再訪し、多数の写真を撮影しています。
本展では、写真集「宇和島」収録作品全点のオリジナルプリントと、2012年に撮影された未発表作品20点をインスタレーション形式で展覧致します。
是非この機会にご高覧ください。
アーティスト
森山大道
Daido MORIYAMA
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、1967年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。1968-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。2012年、ウィリアム・クラインとの二人展「William Klein + Daido Moriyama」がロンドンのテート・モダンで開催され、2人の競演は世界を席巻した。2016年、パリ・カルティエ現代美術財団にて2度目の個展「DAIDO TOKYO」展を開催。2018年、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」が授与された。2019年、ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞。
2021年、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)にて東松照明との二人展「Tokyo: 森山大道+東松照明」を開催。2022年、アムステルダムやローマ、サンパウロ、北京で個展を開催するなど、現在も精力的に活動を行っている。