おすすめ、稀少、サイン入り
写真よさようなら(A.P.)
限定版/限定600部/サイン&ナンバー入/キャンバスにシルクスクリーン刷表紙
1972年に刊行された森山大道の写真集「写真よさようなら」は、現代写真史で起きたもっとも重要な事件の一つであろう。
その衝撃は、この写真集の刊行前と後とでは、写真に纏わる風景がはっきりと一変してしまったと言っても過言ではないほどのものである。初版刊行後、現在に至るまで、何度も再刊され、その影響力は未だに衰えるどころか、ますます増すばかりである。
このコピー本は、80点により再編集された2020年版「写真よさようなら」である。このシリーズは全て横図であるため、既刊のものはすべて見開きで一イメージを収録してきた。そのためイメージの中央部分がノドにかかってしまい、イメージが棄損されているのが残念であったので、今回は一ページに一イメージを収録し、よりじっくりと堪能できるブックデザインとした。
-編集後書きより
- 判型
- 210 x 297mm
- 頁数
- 86頁
- 製本
- ソフトカバー
- 発行年
- 2020.12
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
森山大道
Daido MORIYAMA
1938年大阪生まれ。写真家・岩宮武二、細江英公のアシスタントを経て1964年に独立。写真雑誌などで作品を発表し続け、1967年「にっぽん劇場」で日本写真批評家協会新人賞受賞。1968-70年には写真同人誌『プロヴォーク』に参加、ハイコントラストや粗粒子画面の作風は“アレ・ブレ・ボケ”と形容され、写真界に衝撃を与える。
ニューヨーク・メトロポリタン美術館やパリ・カルティエ現代美術財団で個展を開催するなど世界的評価も高く、2012年にはニューヨークの国際写真センター(ICP)が主催する第28回インフィニティ賞生涯功績部門を日本人として初受賞。2012年、ウィリアム・クラインとの二人展「William Klein + Daido Moriyama」がロンドンのテート・モダンで開催され、2人の競演は世界を席巻した。2016年、パリ・カルティエ現代美術財団にて2度目の個展「DAIDO TOKYO」展を開催。2018年、フランス政府より芸術文化勲章「シュヴァリエ」が授与された。2019年、ハッセルブラッド財団国際写真賞受賞。
2021年、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)にて東松照明との二人展「Tokyo: 森山大道+東松照明」を開催。2022年、アムステルダムやローマ、サンパウロ、北京で個展を開催するなど、現在も精力的に活動を行っている。