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NEW YORK IS
$35.16
(税込)
限定版/限定1000部
小川隆之が1967年〜68年にかけてニューヨークに滞在し撮影した作品集。
小川は物語的な定形から脱却し、ひとつの写真に複数の解釈を可能とすることに成功しているのだ。ニューヨークでの特別な年月の中で小川が感じ、そして見たものの多くが、一つひとつの写真からも、シリーズ全体からも、感じとられるであろう。それは、大都市のモダンライフに対する、愛情に満ちた、しかし冷静なアレゴリーを込めた眼差しなのである。
アン・ウィルクス・タッカー テキストより
- 判型
- 240 x 210 x 18 mm
- 頁数
- 161頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2012
- テキスト
- ロバート・フランク、ネイサン・ライオンズ、アン・ウィルクス・タッカー、小川隆之
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
小川隆之
Takayuki OGAWA
1936年東京生まれ。日本大学芸術学部で写真技術を習得した後、文藝春秋社写真部に入社。65年文藝春秋社を退社し、以後フリーランスとして、雑誌や広告、テレビCMのカメラマンとして活躍する。67-68年にかけてN.Y.で撮影されたシリーズは、親交の深い写真家・ロバート・フランクによって「NEW YORK IS」と命名された。ドキュメンタリーというスタイルをとりつつ、個人的、主観的な視点でもって切り取られたニューヨークの街はどこかスタイリッシュで、小川の独自の美意識が随所に漂う。帰国後、雑誌「カメラ毎日」(68年9月号)の巻頭で41ページに渡り掲載され、68年日本写真批評家協会新人賞を受賞。ジョージ・イーストマン・ハウス(アメリカ)、東京都写真美術館、川崎市市民ミュージアム、日本大学などに作品が所蔵されている。2008年、肺気腫により逝去。