スペシャルエディション、サイン入り
Revoir(特装版)C
限定版/限定10部/サイン&ナンバー入
写真集『Revoir』にオリジナルプリント(アーカイバルピグメントプリント)1点が付いた特装版。
プリント裏面にサイン&エディションナンバー入。
写真集は特製ケースにセットされています。
プリントイメージは6種類、各限定10部。
2004年に、Patric Leoがデザインを手掛け、Journal社より「Trying To Dance」が刊行された。
私にとって、「Trying to Dance」はタダの本ではなく、基になっている写真の数々が一つのイメージによる別世界を構成している。写真が私に、ビジュアル・アーティストとして解放感を与えてくれた。あの頃はニューヨークに拠点をおきながら、同時にVärmlandにも住んでいたから、アメリカとヨーロッパをよく旅し、気持ち的には都会と田舎という2つの世界、2つの違う現実の間を往来していた。同時にそれは、私にとって写真が持つ意味と重要性を問い続ける時期でもあった。
「Trying To Dance」を作る過程で強烈に経験していた自由さがその問いに対しての大きな答えになり、持続的な私の創作活動のための羅針盤にもなった。そもそも、Patric LeoやChristian Caujolle、JournalのGösta Flemmingらから「Trying To Dance」のネガを見直すような提案があったとき、どうするかとても迷っていた。しかしファイルを開いて中身に目を通してみると、「Trying To Dance」では未使用のイメージや新たな組み合わせがあまりにも数多く私の目に飛び込んでくたのが、最終的に「Revoir」を出版することの大きなきっかけとなった。
「Revoir」は、「Trying To Dance」で一緒に仕事してくれた、その同じ人たち全員と緊密かつ楽しい共同作業によって作られ、90年代半ばから00年代前半までの時期を振り返った改訂版にして全く新しい本に仕上がった。
- 判型
- 306 x 234 ×48 mm
- 頁数
- 244頁
- 製本
- ハードカバー/表紙クロス装+特製ケース入
- 発行年
- 2017
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
- プリント
- アーカイバルピグメントプリント
- シートサイズ
- 269 x 208 mm
- イメージサイズ
- 229 x 190 mm
JH・エグルストーム
JH Engström
1969年スウェーデン生まれ。フランス・パリとスウェーデンを行き来し作品を制作している。
1991年パリにてマリオ・テスティーノのアシスタント、1993年にはドキュメンタリー・フォトグラファー、アンダーズ・ピーターソンの元で働く。
1997年に初の写真集『Shelter』を発表。その後、ニューヨークに移り、友達やフォトグラファー達のドキュメンタリー・フィルムの制作を始める。
2003年に写真集『Trying to Dance』(Journal)、2005年に『Haunts』(Steidl)、2008年には9.11以降の各空港のテロ対策をドキュメントした『CDG/JHE』(Steidl)を発表。Akio Nagasawa Publishingからは『Revoir』(2017)、『Crash』(2018)を刊行している。
ヨーロッパをはじめ、アメリカのギャラリー、美術館にて作品を展開し、精力的に活動を行う。