肖像 経済
森村泰昌
お金は、人を狂わせる魔物である。
芸術にも、ちょっと似たところがある。
-森村泰昌
経済と芸術にまつわる価値について考察した「経済の自画像」、「切手の自画像」シリーズを収録した作品集。
- 判型
- 308×219×160mm
- 頁数
- 28頁
- 製本
- ハードカバー
- 発行年
- 2011
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
森村泰昌
Yasumasa MORIMURA
1951年大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、専攻科修了。
1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作。以降、一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続ける。1989年、第43回ヴェネチア・ビエンナーレ アペルト部門に選出後、国内外で展覧会を開催。
2002年「東川国内作家賞」、2007年「第25回京都府文化功労賞」、2016年「大阪文化賞」他数々受賞。2011年に紫綬褒章受章。
主な個展に、「美に至る病/女優になった私」(1996、横浜美術館)、「空想美術館/絵画になった私」(1998年、東京都現代美術館 他)、「私の中のフリーダ」(2001年、原美術館)、「なにものかへのレクイエム/戦場の頂上の芸術」(2010年、東京都写真美術館 他)、「Theater of Self」(2013年、アンディ・ウォーホル美術館)、「森村泰昌:自画像の美術史—「私」と「わたし」が出会うとき—」(2016年、国立国際美術館)、「The History of the Self-Portrait」(2017年、プーシキン美術館)、「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020―さまよえるニッポンの私」(2020年、原美術館)など多数。近著に『森村泰昌「全女優」』『まねぶ美術史』『「その他」のチカラ。-森村泰昌の小宇宙-』『肖像経済』など。
ヨコハマトリエンナーレ2014ではアーティスティック・ディレクターを務めるなど、その活動は作家活動の枠を超え多岐にわたる。