おすすめ、サイン入り
シモン私風景
$105.77
(税込)
限定版/限定900部/サイン&ナンバー入
昭和46年(1971年)、細江英公は四谷シモンを被写体に、東京都大田区の石川台や浅草仲見世、観音様周辺、花やしき通り、隅田川に架かる吾妻橋など彼の記憶が残っていた辺りを徘徊しながら撮影を行った。細江はこの写真集について「私の青年時代の記憶の記録である」と言っている。
写真集冒頭に白石かずこによる詩を二篇、巻末に加藤郁乎によるテキストを収録。
- 判型
- 270 x 375 mm
- 頁数
- 84頁
- 製本
- ハードカバー
- 言語
- 日本語、英語
- 発行年
- 2012
- 出版社
- Akio Nagasawa Publishing
細江英公
Eikoh HOSOE
1933年山形県生まれ。
52年東京写真短期大学(現東京工芸大学)入学、既存の美術制度のあり方を否定したデモクラート美術家協会を主催する瑛九と交流を深めるなどしながら、独自の芸術観を確立。56年初の個展「東京のアメリカ娘」を開催。59年には川田喜久治、東松照明、奈良原一高らとともに写真家のセルフ・エージェンシー“VIVO”を立ち上げ、私的で芸術的な表現活動を展開し日本の写真界を牽引。60年には『おとこと女』により日本写真批評家協会新人賞を受賞。その後も三島由紀夫を被写体として耽美な世界を表現した『薔薇刑』、秋田の農村を舞台に舞踊家の土方巽を撮影した『鎌鼬』など、数々の名作を生む。また作家活動のかたわら、写真文化の普及・発展にも寄与し、70年芸術選奨文部大臣賞受賞、98年紫綬褒章授受、08年毎日芸術賞受賞など、数々の賞を受賞。
主な写真集に『薔薇刑』(63)、『鎌鼬』(69)、『EIKOH・HOSOE 細江英公』(86)、『シモン 私風景』(2012)他。